ジュースができるまで



ここではりんごジュースの製造工程を紹介するよ。搾ってすぐ容器に詰めているから、工場はりんごのいいにおいでいっぱいだよ。
1.りんごを洗う
りんごを皮ごとしぼるため、水槽で2度洗います。
ふじ・紅玉をベースに5品種のりんごをブレンドしています。砂糖や酸味料、香料は一切使用せず、いろんな品種を混ぜることで、ジュースの甘味・酸味のバランスを調整しています。そのため、季節や製造日によって風香味が異なるのが特徴です。

2.りんごを砕く
破砕機で皮ごと細かく砕き、ビタミンCを0.2%以内加えます。
ビタミンCを加えることで、りんごが茶色くなってしまうのを防ぎ、そのままの色でジュースを搾ることができます。

3.ジュースを搾る

スクリュープレスでジュースを搾ります。右の写真は搾りたてのジュースです。ジュースの混濁(にごり)は、ペクチンというりんごの果肉成分です。(これを遠心分離機で取り除くと透明なりんごジュースになりますが、青研では製造しておりません。)

4.殺菌

安心して飲めるジュースにするため、93.5℃の熱殺菌をします。チューブ式瞬間高温殺菌なので、ジュースの風味や香りを逃しません。
pH・糖度・酸度等も毎日計測し、温度記録と共に保存します。

5.充填(じゅうてん)・計量

充填機はクリーンルーム化しており、埃や虫等の侵入を遮断しています。さらに、充填ノズルに細かい網を幾重にも重ねて、異物の混入を防いでいます。また、万が一容量不足のものがあれば、計量時に取り除かれます。1時間2,000本の製造ラインです。

6.冷却・水切り

いよいよ最後の仕上げ!りんごの香りや風味を残すため、殺菌で熱くなったジュースを約40度まで下げます。
冷却と水切りが終わったジュースは、検査期間を2~3日おいて、その後箱詰めします。

7.箱詰め・出荷

出荷時には1本1本検品しながら箱詰めします。製造サンプルは万が一に備え1年以上保存しています。
こうして私たちの元に届けられるんだね!