【2008年6月2日より】価格改定のお願い

 平成20年の春は暖冬少雪となり、北国の桜前線もりんごの花も足早に過ぎ去り、りんごは小指程の大きさに生育しております。

 お陰様にて皆様のご愛顧を得て創立34年を迎えることができました。心よりお礼申し上げます。私たちの会社は青森県の岩木山を望む弘前市周辺のりんご農家250余名が結集した「農業生産法人」で、りんごの生産及びジュース加工製造販売を手がけております。従業員は知的障害者(6名)を含めて最盛期は65名ほどの小さな組織ではありますが、「安全」「安心」「値ごろ」をテーマに掲げ「喜ばれてリピーターが来る商品作り」をモットーに頑張っております。平成19年11月には、りんごジュース部門において「ISO9001」(国際品質規格)を取得することが出来、より一層緊張感を持って業務に専念いたしております。

 今回約2万人の皆様に対しまして、心苦しいことでございますが、価格の改定をお願いせざるを得ない状況になりました。
その理由として、

  1. 製造コストの上昇(灯油・容器・運賃などの値上げ)
  2. 良品質原料確保のため、りんご生産者に対する価格保障(担い手育成対策)

などでございます。
価格の改定は2008年6月2日から実施致します。
何卒、事情ご賢察の上、ご理解頂きたく伏してお願い申し上げる次第でございます。

 現在海外輸出は、りんご(台湾・香港)とジュース(米国・台湾・香港・中国)が平成16年から実施されており、国際ブランドとして認知されつつあります。また本年3月に、ベルギー王国ブリュッセル市で開催された「国際味覚審査機構(itqi)」のコンクールにおいて卓越した飲料の証である「二つ星」を受賞し、りんご生産農家共々光栄に思っております。
 自己満足という誤謬に陥らないよう自らを戒めながら、支持される「本物づくり」を維持するために、創意・熱意・誠意を基本としてこれからも「共生の道」を歩みたく思いを新たにしております。時節柄、皆様のご自愛をお祈りしお願いとごあいさつとさせて頂きます。

                                          株式会社 青 研
                                      代表取締役 竹谷 勇勝